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会社情報

About Chatani

茶谷産業株式会社のこれまでの歩みと経営理念

About CHATANI

時は明治から大正に移り、大正デモクラシーなど世論が政府を動かす動きが出る一方、第一次世界大戦、米騒動、軍部の台頭など近代社会黎明期の騒然とした時代背景の中で、元々近江商人として生業を営んでいた生家に生まれた「茶谷武雄」は、1919年4月、大阪市南区に「茶谷武雄商店」を構え、造花や人造真珠の輸出を始めました。

茶谷武雄は倹約、勤勉、正直という近江商人の教えに基づいて「誠実と信頼」をモットーに「貿易を通じて世界平和に貢献する」を旗印として、日本製品の輸出ビジネスに邁進。昭和初期にはニューヨーク、リオデジャネイロ、サンパウロ、上海、京城、奉天、済南など世界各地に出張所を設置するまでとなりました。

旧東京支社

旧東京支社

その後、第二次世界大戦で商売の中断を余儀なくされましたが、戦後はいち早く輸出ビジネスを再開し、雑貨から機械類そして工業資材へと取扱いの幅を広げ、今日の総合的な貿易商社としての基礎を築きました。その間、1964年には日本でも数少ない「日中貿易友好商社」に指定され、また輸出振興に貢献した功績により第1回内閣総理大臣賞を受賞するなど、数々の実績を残しています。

オー・ジー グループの一員として

2007年12月、茶谷産業は会社を分割し新生「茶谷産業株式会社」を設立、2009年10月、化学品専門商社であるオー・ジー株式会社率いるオー・ジーグループの一員となりました。オー・ジー株式会社の力強いバックアップを得て、2019年には茶谷産業創業100周年及びオー・ジーグループ参画10周年を迎え、沖縄にて盛大な記念式典並びに記念パーティーを開催致しました。

 

現在は中東、アフリカ諸国への産業機械や自動車の輸出、欧州からの建設資材の輸入、そして中国での電子部品の製造等々と事業内容は時代とともに変化し、創業当時とは大きく異なって参りました。茶谷産業は今も創業者の経営理念を引き継ぎ、共に手を携えて共に栄える「共存共栄」の精神で、関係する国内外のすべての人々と「誠実と信頼」のネットワーク作りを目指しています。

 

経営理念

天時不如地利、地利不如人和。
(天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず)

孟子は「公孫丑章句上」という書物の中で、「天の時、地の利、人の和」が戦略が成功するための
三要素であり、中でも人の和が一番重要であると教えています。
「道を得る者は助け多く、助け多くの至りは天下もこれに順う」
すなわち、思いやりを持って道義を正しく事を行えば、自然と人の協力も得られるということで、
私たちは創業理念であるこの「天・地・人」を今も大切に、心に刻んで会社経営の道標としています。

現在ではこの「天・地・人」にさらに二つのキーワード「技」「新」を加え「天・地・人・技・新」
とし、更にそれぞれの言葉に時代に応じた独自の解釈を加え、目まぐるしく変化するこれからの時代に
向けた経営理念としています。

「天・地・人」とは、
天とは「相手を理解し、世のニーズを知り、機を逃さず行動する」こと。
地とは「己を知り、状況や環境を適切に判断し行動する」こと。
その上で、一番大切なものは「人」であり、
人とは「人から愛され信頼されるよう常に自分を磨き、思いやりを持って行動する」こと。
そして、
「技・新」とは、
技とは「常に技術を追い求め、技術の茶谷を確立していく」こと。
新とは「失敗を恐れず、新たなものにチャレンジを続ける心を持つ」こと。

私たちは、人の和を大切にしながらも変化をすることを恐れず、チャレンジする企業体であり続けたいとの想いをこの五つの言葉に託しています。